規模多機能型居宅介護を提供している施設には、一体どのような特徴があるのでしょうか。
まず運営元ですが、有料老人ホームは民間企業が多いのに対して、小規模多機能型居宅介護施設は医療法人や社会福祉法人が運営しているケースが多いです。小規模多機能型居宅施設は日本全国に5000ヵ所以上あると言われており、地域密着型の介護保険サービスを提供しています。
そして気になる仕事内容についてですが、小規模多機能型居宅介護施設は、デイサービスや訪問介護だけでなく、短期入所であるショートステイの介護サービスも実施しているのが現状です。このため、配属される部署によって勤務時間や仕事内容が異なるケースも少なくありません。ショートステイの場合は夜勤もあるため、ある程度の覚悟が必要だと言えるでしょう。
また小規模多機能型居宅介護施設は、利用者の要介護度や状態によって、利用できる介護サービスが選べるようになっています。24時間体制で運営しており、職員は数多くの地域住民が在籍しているケースも少なくないようです。地域密着型の介護サービスが受けられるため、利用者の家族にとって安心感が高いと言えます。
また医療的ケアやリハビリについては、施設によって提供する内容が異なっています。利用者の急変に迅速に対応できるようにするため、医療機関と予め提携している所も多いです。また施設内でのイベントや行事については、主にデイサービスで行われているようです。
